解析ツールはなにを使うべきか

カテゴリ:データ分析

2016.6.24

弘法は筆を選ばずと言いますよね。
弘法大師は実際には筆にこだわっていたというエピソードを聞いてから、もはや意味のわからないことわざとして私の中ではブレークしています。弘法大師からは天才真空パックしか思い出せないので、特に感慨はないのですが。
とにかく、道具はなにを使っていても文字さえかければ大丈夫、というセンシティブなことわざです。

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1:ツールはなんでもいいです

さて。
そのことわざに則ってウェブ解析についてこう言っておきましょう。

ウェブ解析ツールはなんでもいいです。

googleアナリティクスで充分なので、googleユーザーになりましょう。
はっきり言ってしまえば、担当者をつけて定期的な報告を業務にでもしない限りどうせそのうち見なくなります。
もしお金をかけるなら契約期間の短いものを使ってみましょう。そして飽きたら即やめる。
お金をかけた解析ツールはなかなか優秀なものが多いので、役に立たなくなるということはまずありません。たいていの場合、サービスを使わなくなるのは、機能的に使えなかったときではなく飽きたときです。

当社はほぼgoogleさんのサービス以外で解析を出していません。9割くらいはgoogle社提供のサービスです。
取りたいデータが取れたらそれでいいですよ、ということです。
膨大なデータを提示されても、判断に困ります。
どれだけ高機能でも取りたいデータがないなら見なくなります。

2:詳細な情報が役に立たないこともある

たとえば、当社が普段は使っていないけれど、お客様のウェブサイトの状況によっては、スポットで契約を検討するものの筆頭にヒートマップがあります。
ウェブサイトのどのページのどの「部分」を見ているか、というところまで解析するものです。
googleアナリティクスではページごとの滞在時間しか出ませんから、どのページのどこまで見たか、というのはgoogleアナリティクスよりも詳細なデータになります。

そこで、質問です。

その詳細なデータをなにに使いますか?

たとえば、「サイドバーの3番目のバナーのクリック率が圧倒的」という結果を得たとしましょう。
それをなにに使いますか?

いま、バナーの3番目がアツい!

と思う方への説得手段を私は持ちません。そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
ではバナーの3番目に見せたいコンテンツを置いておきましょうか、と多少冷たく言い放つでしょう。
もし科学的データで3番目がアツいの法則を証明していただけたら、平身低頭して崇め奉ります。

もちろんケースにもよるのですが、おそらくその情報(3番目バナーがクリックされている)はいりません。
わかったところでどうしようもないからです。
原因はおそらくバナーが目立つ、コピーがいい、コンテンツが興味をひくもの、のいずれかでしょう。

それ、ヒートマップがなくともわかります。

あるいは、コンテンツが長かったり、途中でつまらなくなって、ページのある部分で離脱していることがわかるかもしれません。
そしたら、どうしますか?
コンテンツを短くしますか?
必要だと思って載せたのに?

ウェブサイトでページのどこで離脱されているか、はそれほど重要ではありません。
どのページで離脱されているかは非常に重要だと思いますが。
もちろん、役に立つ情報です。
どこで離脱しているかわかれば、より詳細にコンテンツを改修できます。

ですが、たいていのウェブサイトはその前にやることがたくさんあります。
いま、それを必要としているか、が重要になります。

3:必要なデータはなにか

それでは、どんな情報をあなたはいま必要としているでしょうか。
当社でまったく新規にウェブサイトを分析する場合、たいていは各ページの直帰率、離脱率から見ます。
だいたい半分くらいのお客様のウェブサイトにはgoogleアナリティクスが入っていますので、チェックは可能です。
あとは同一ドメイン内に更新領域が確保してあるかどうかを確認します。
キーワード解析ツールが入っていれば、そのあとでキーワードを見ますが、これはそれほど入れているお客様は多くありません。

ですので、解析ツールがまったく入っていない場合、ウェブサイトだけを拝見してからお話を聞きます。
それでも当社がお話できることはたくさんあります。

メインとなる事業ドメイン
実感している顧客のニーズ
顧客へのアプローチ方法
集客する顧客のイメージ

ウェブサイトの解析はそういったウェブ以外の情報をしっかりと整理してからでも遅くありません。
というよりも、そういうことをせずにいきなりウェブサイトの解析をしても、このページは滞在がいいですね、このページは離脱していますね、という「だからなんだ」的結論しか出せません。


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